Japanese
English
臨床報告
胃出血を繰り返した脾動脈狭窄症の1治験例
Stenosis of splenic artery with gastric bleeding: A case report
小松 永二
1
,
鈴木 博孝
1
,
喜多村 陽一
1
,
新井田 正枝
1
,
磯辺 義憲
1
,
羽生 富士夫
1
Eiji KOMATSU
1
1東京女子医科大学消化器病センター外科
pp.1683-1686
発行日 1988年10月20日
Published Date 1988/10/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407210204
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はじめに
繰り返す胃出血の原因として種々の病態が知られており,さらに近年,内視鏡検査や血管造影検査の進歩普及により,その発見や報告も増えている.最近われわれは,脾動脈狭窄により胃壁内血行異常を来し,これにびらんが加わって胃出血を繰り返した症例に,噴門側胃切除兼脾摘を施行し治癒せしめたので,その成因,画像診断,治療法につき若干の文献的考察を加えて報告する.
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