鼎談
消化性潰瘍—薬物療法vs手術療法
西元寺 克禮
1
,
杉山 貢
2
,
島津 久明
3
1北里大学東病院消化器疾患治療センター内科
2横浜市立大学医学部第2外科
3鹿児島大学医学部第1外科
pp.1485-1496
発行日 1988年9月20日
Published Date 1988/9/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407210174
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島津(司会) それでは,これから消化性潰瘍の治療をめぐりまして,薬物療法vs手術療法ということでお話し合いをお願いしたいと思います.
ご承知のように,シメチジンを初めとするH2-blockerや,その他の新しい強力な薬剤の登場によりまして,最近,薬物療法に寄せられる期待が非常に大きなものになっています.そして,これらの薬物療法に関する経験もだいぶ積み重ねられてきましたので,そうした新しい視点を踏まえて,現状における消化性潰瘍に対する薬物療法,そしてその一部のものに対する手術療法の適応の問題について,お2人の先生より忌憚のないところをお話し願いたいと思います.
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