ディベート 炎症性腸疾患の外科治療
開腹手術vs腹腔鏡補助手術 潰瘍性大腸炎に対する外科手術 開腹手術
衣笠 哲史
1
,
赤木 由人
,
白水 和雄
1久留米大学 外科学
キーワード:
回腸造瘻術
,
開腹術
,
術後管理
,
大腸炎-潰瘍性
,
回腸嚢肛門吻合術
,
手術時体位
,
大腸切除
Keyword:
Colitis, Ulcerative
,
Ileostomy
,
Laparotomy
,
Postoperative Care
,
Proctocolectomy, Restorative
pp.231-235
発行日 2014年3月1日
Published Date 2014/3/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2014113913
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潰瘍性大腸炎患者数は毎年増加の一途をたどっている.緊急手術では開腹術を選択されることが多い.重症・劇症型,穿孔,中毒性巨大結腸症では,以前のような上中下腹部正中切開による開腹術が選択される.このような症例の場合,術前の全身管理が重要となり,特に穿孔や大量下血などの緊急手術では状況に応じて輸血などを行いながら,すみやかに手術に移行する.適切な術式を選択し,術後の全身や局所管理も怠らないことが重要である.
©Nankodo Co., Ltd., 2014