Japanese
English
特集 高位胃潰瘍治療の問題点—外科から,内科から
成績からみた治療法の問題点—その変遷と展望を中心に
A transition and view in the surgery for high-lying gastric ulcer
榊原 幸雄
1
,
喜安 佳人
1
Yukio SAKAKIHARA
1
,
Yoshito KIYASU
1
1愛媛県立中央病院消化器外科
pp.1435-1442
発行日 1988年9月20日
Published Date 1988/9/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407210166
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
高位胃潰瘍に対する基本的術式としては,1)Schoemakerに準ずる術式,2)噴門側胃切除術,3)分節胃切除術の3方式が挙げられる.しかし,これらが単独の場合は50%以上の胃切除を必要とするとされているため,切除範囲の狭少化ならびに十分な減酸効果を図る目的で各種の迷切術が併用されている.また,発癌母地としてリスクの高い幽門腺領域が温存される術式では十二指腸内容の逆流を防止するような方式に留意するとともに,今後"胃手術後逆流症"について一層の検討が必要と思われる.
Copyright © 1988, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.