Japanese
English
特集 癌術後follow upと再発時の対策
肝細胞癌
Postoperative strategy against recurrence of hepatocellular carcinoma
島村 善行
1
,
竹中 能文
1
,
石井 正則
1
,
関 和司
1
,
志真 泰夫
2
,
高橋 陽
2
,
松山 智治
1
Yoshiyuki SHIMAMURA
1
1国立療養所松戸病院外科
2国立療養所松戸病院内科
pp.1525-1530
発行日 1987年9月20日
Published Date 1987/9/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407209820
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はじめに
肝細胞がん(HCC)は胃がん,肺がんにつぎ第3位のがん発生頻度であり,50歳台の男性に多い.症状発現が遅く,進行がんが多いため予後はまだまだ悪く,社会に与える影響は大きい.その予後を良くするためには,早期発見・早期治療はもちろんのこと,ここでとり上げられたテーマの如く術後follow upを十分にして,再発に速やかに対処しなければならない.
また,術後follow upの"術後"とは本特集の主旨からして,肝切除の回復期を離脱した時期,すなわち術後約1ヵ月以降として話を進めていきたい.
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