Japanese
English
特集 癌術後follow upと再発時の対策
食道癌
Postoperative follow up cancer patients and management of the recurrence; esophageal cancer
実方 一典
1
,
西平 哲郎
1
,
森 昌造
1
Kazunori JITSUKATA
1
,
Tetsuro NISHIHIRA
1
,
Shozo MORI
1
1東北大学医学部第2外科
pp.1501-1504
発行日 1987年9月20日
Published Date 1987/9/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407209815
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はじめに
手術手技や術前術後管理の進歩に伴い,食道癌の手術死亡率はひと頃に比べると激減した.一方遠隔治療成績は到底満足できるものではなく,いまだに消化器癌の中で最も悪いものの1つと言えよう1,2).しかし個々の癌腫の特性に従つた適切な種々の初回治療が試みられ,たとえ再発しても,再発巣の早期発見と早期治療がなされれば,かなりの症例を延命させることができるであろう3).
本稿では,当科における胸部食道癌根治手術例について再発状況を解析し,その結果を踏まえて,食道癌術後follow upの実際,再発の診断,再発症例の治療法について述べる.
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