特集 [施設別]悪性腫瘍治療方針のプロトコール
食道癌治療のプロトコール—東北大学医学部第2外科
森 昌造
1
,
西平 哲郎
1
,
標葉 隆三郎
1
Shozo MORI
1
,
Tetsuro NISHIHIRA
1
,
Ryuzaburo SHINEHA
1
1東北大学医学部第2外科
pp.725-732
発行日 1987年5月30日
Published Date 1987/5/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407209703
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はじめに
食道癌は他の消化器癌に比して,進行癌が多く,われわれの施設でもstage O 4.3%,stage Ⅰ 10.2%stage Ⅱ 7.9%,stage Ⅲ 49.5%,stage Ⅳ 28.1%とstage Ⅲ, Ⅳがほとんどである.また,食道癌は高齢者が多く,その手術手技が,頸部,胸部,腹部におよび,多大な手術侵襲が加わることから,食道癌の手術適応,手術手技,術前術後の合併療法の選択は重要である1-4).以下に,われわれの食道癌の治療方針の概要を将来の展望も含めて述べることにする.
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