Japanese
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特集 食道癌手術手技上のポイント
胸部食道癌の切除と郭清—主として頸部郭清について
Dissection of cervical lymphonodus for thoracic esophageal cancer
田中 乙雄
1
,
武藤 輝一
1
,
佐々木 公一
1
Otsuo TANAKA
1
,
Terukazu MUTO
1
,
Koichi SASAKI
1
1新潟大学医学部第1外科
pp.413-416
発行日 1986年4月20日
Published Date 1986/4/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407209287
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胸部食道癌におけるリンパ節転移の実態を頸部,胸部,腹部の3領域リンパ節を郭清した161例を対象に検討し,両側頸部郭清の臨床的意義を考察するとともに,手術手技の実際について述べた.
胸部食道癌での頸部リンパ節への転移は,癌腫占居部位にかかわらず高率であり,しかも左右差を認めないことから根治性の追求のためには胸部,腹部郭清とともに積極的な両側頚部郭清が必要と考えられる.
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