Japanese
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特集 食道癌手術手技上のポイント
胸部食道癌の切除と郭清—胸部郭清について
Surgical techniques for the esophageal carcinoma:Esophagectomy with mediastinal lymph node dissection
加藤 抱一
1
,
金子 剛
1
,
渡辺 寛
1
,
飯塚 紀文
1
Hoichi KATO
1
1国立がんセンター病院外科
pp.401-405
発行日 1986年4月20日
Published Date 1986/4/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407209285
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食道癌の転移再発様式および食道リンパ節シンチグラフィーによる食道リンパ流の検討の結果より,食道癌手術において縦隔最上部リンパ節の郭清の重要性が認識された.その結果に基づいて,われわれが行つている胸部リンパ節郭清術を,上縦隔郭清を中心に示す.郭清範囲は,下甲状腺動脈食道枝にそつた部位から下方で,気管前及び両側旁気管リンパ節も郭清する.この場合重要なポイントは,反回神経の温存と術後の呼吸管理である.
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