Japanese
English
特集 食道癌手術手技上のポイント
食道再建法のコツ—胃管を用いて
Esophageal reconstruction using the gastric tube
安藤 暢敏
1
,
阿部 令彦
1
Nobutoshi ANDOH
1
,
Osahiko ABE
1
1慶応義塾大学医学部外科
pp.417-421
発行日 1986年4月20日
Published Date 1986/4/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407209288
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胃管を用いる食道再建術は,もつとも平易で標準的である.①③リンパ節郭清を徹底させるためと,十分な長さと良好な血流を保持するために,胃角部より口側の小彎を2ステップで切離し半切胃管を作製する.食道胃管吻合は,器械吻合により端側吻合を行う.すなわち胃管小彎側切離線の先端部よりEEAのセンターロッドを挿入し,対側の穹窿部大彎に小切開を加えロッドを貫通させ,これにアンビルを装着して食道断端に挿入する.縫合不全,吻合部狭窄は極めて少なく,吻合の確実性,均一性などより優れた吻合といえる.
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