Japanese
English
臨床報告
食道胃接合部に発生し,馬蹄型を呈した平滑筋腫の1例
A case of horse-shoe shaped leiomyoma in the esophagocardiac junction
藤井 康
1
,
片岡 誠
1
,
橋本 隆彦
1
,
成瀬 正治
1
,
佐本 常男
1
,
渡会 長生
1
,
林 聰一
1
,
山本 純
1
,
榊原 堅式
1
,
深尾 俊一
1
,
正岡 昭
1
Yasushi FUJII
1
1名古屋市立大学医学部第2外科
pp.355-358
発行日 1986年3月20日
Published Date 1986/3/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407209278
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はじめに
平滑筋腫は消化管に発生する良性粘膜下腫瘍としては最も高頻度に見られるが,いわゆる食道胃接合部(以下,ECJ)に発生した報告例は少ない,一方,本疾患がECJに発生した場合,馬蹄型,ドーナツ型等の特異な形態を採る頻度が高いことは,極めて興味深い.われわれは過去4例のECJ発生平滑筋腫を経験したが,内1例にこの興味深い形態を認めたので,症例を供覧し,併せて本邦ECJ発生平滑筋腫報告例を集計し,その形態的特徴を中心に,若干の考察を加えた.
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