クリニカル カンファレンス
Borrmann 4型胃癌をどうするか
柵瀨 信太郎
1
,
榊原 宣
2
,
小川 一誠
3
,
島津 久明
4
1聖路加国際病院外科
2東京女子医大第二病院外科
3癌研附属病院化学療法科
4東京大学医学部第1外科
pp.210-222
発行日 1986年2月20日
Published Date 1986/2/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407209254
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経験豊富な消化器専門医でも,Borrma—nn 4型胃癌の早期発見は,はなはだ困難であると言われている.その発育様式がセミの一生に譬えられた如く,地上に出て(壁外に出て)発見された時は,その殆んどが進行した状態で,その治療は難渋を極める.
今回のカンファレンスでは,呈示されたふたつのケースを中心に4人の碩学に今,行い得る"Borrmann 4型胃癌"治療の最前線をお話し合いいただいた.
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