Japanese
English
臨床研究
Borrmann 4型胃癌の宿主反応
Host responses to the gastric cancer of Borrmann 4 type
田中 承男
1
,
栗岡 英明
1
,
井口 公雄
1
,
内藤 和世
1
,
石橋 治昭
1
,
山岸 久一
1
,
橋本 勇
1
Tsuguo TANAKA
1
1京都府立医科大学第2外科
pp.689-694
発行日 1983年5月20日
Published Date 1983/5/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407208315
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はじめに
Borrmann4型胃癌が他の胃癌と較べて予後が極めて不良であることは,諸家の報告が一致するところである.この理由としては,(1)早期診断が困難で,発見時すでに著しく進行しているものが多い,(2)悪性度が高く,進行が極めて早い,(3)宿主の癌に対する反応性の低下等が考えられる.本稿では,Borrmann 4型胃癌の宿主反応について検討したところ,その低下を示唆する所見がえられたので報告する.
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