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特集 Borrmann 4型胃癌—私の治療
画像からみたBorrmann 4型胃癌の治療法の選択
Selection of the treatment of Borrmann 4 type gastric cancer based on diagnostic imaging method
三重野 寛喜
1
,
榊原 譲
1
,
箕浦 宏彦
1
,
陳 春謀
1
,
高橋 俊毅
1
,
比企 能樹
1
Hiroki MIENO
1
1北里大学医学部外科
pp.161-168
発行日 1986年2月20日
Published Date 1986/2/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407209246
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Borrmann 4型胃癌は極めて予後がわるいタイプの胃癌である.今回われわれは,術前の種々の画像診断の結果を綜合して,このタイプの胃癌の治療方針をどのように決定してゆくかを検討した.
1974年7月より1982年12月までの間に北里大学で手術したBorrmann 4型胃癌71例について,切除標本,X線写真,内視鏡所見から,このタイプの胃癌の特徴をまとめ,更に術前の血管造影,CT,US等を分析することにより手術適応の有無,手術術式の選択について検討した.この結果,治療方針の決定には画像診断が極めて有用であることがわかつた.その際,特にBorrmann 4型胃癌の特徴を念頭において,画像診断を検討することが重要なことを強調したい.
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