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特集 Borrmann 4型胃癌—私の治療
Borrmann 4型胃癌の外科的治療—私はこうしている
Surgical treatment for Borrmann 4 type of gastric cancer
小川 健治
1
,
矢川 裕一
1
,
大谷 洋一
1
,
榊原 宣
1
Kenji OGAWA
1
1東京女子医科大学第2病院外科
pp.183-187
発行日 1986年2月20日
Published Date 1986/2/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407209249
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Borrmann 4型胃癌において,開腹時,絶対非治癒切除となる因子を持つ症例(多くはstage Ⅳ)では,その治療成績向上を外科手術に求めることは困難である反面,治癒切除が可能な症例(多くはstage Ⅲ)では,適切な外科手術を行えばその向上は期待できると思われる.著者らは後者に対する手術術式として左開胸開腹による胃全摘および下部食道切除術を採用し,膵尾・脾の合併切除,食道の十分な切除,第3群リンパ節の完全郭清などを行い,癌巣の十分な摘除と広範なリンパ節郭清を目指している.その具体的な手術手技について紹介する.
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