Japanese
English
特集 Borrmann 4型胃癌—私の治療
スキルス胃癌の臨床病理学的特徴とその成因
Clinicopathological characteristics and morphogenesis of the scirrhous gastric cancer
廣田 映五
1
,
花城 清史
1
,
寒河江 伸彦
1
,
水谷 保幸
1
,
上野 明彦
1
,
板橋 正幸
1
,
平田 克治
2
,
丸山 圭一
2
,
北岡 久三
2
Teruyuki HIROTA
1
1国立がんセンター研究所病理部
2国立がんセンター病院外科
pp.151-160
発行日 1986年2月20日
Published Date 1986/2/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407209245
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280例のスキルス胃癌切除例を対象とし以下の臨床病理学的特徴が得られた.20歳台から80歳台まで広く分布し,比較的女性に多い.原発巣は小彎M領域を中心に前後壁に分布し,巨大皺襞型は42%を占める.未分化型腺癌が多く高度の線維性間質反応と弾性線維の増生を伴う.免疫組織化学的にはPgⅡ抗体と胃癌抗体に陽性所見を認めているが,形態発生の機構がいまだ明らかでなく成因は不明である.
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