Japanese
English
特集 噴門部癌の手術術式—適応と根拠
開胸術式—私はこうしている
The significance of mid-abdomino-sternal approach combined with right thoracotomy for carcinoma of the stomach invading to lower esophagus
佐々木 公一
1
,
田中 乙雄
1
,
梨本 篤
1
,
武藤 輝一
1
Koichi SASAKI
1
1新潟大学医学部第1外科
pp.907-912
発行日 1985年7月20日
Published Date 1985/7/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407209058
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
食道浸潤を伴う噴門癌切除例116例を対象に,臨床病理学的特性を考察するとともに,開腹・胸骨縦切・右開胸の到達経路による切除郭清術式の意義について述べた.根治性の向上には良好な術視野のもとに腹腔内および後縦隔,胸腔内リンパ節のバランスのとれた郭清をはかるとともに,腫瘍口側縁から十分な距離を隔てた食道切除を行うことが重要である.本術式は根治性を目指した切除郭清にとつて合目的性をもつものである.
Copyright © 1985, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.