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特集 噴門部癌の手術術式—適応と根拠
非開胸術式—私はこうしている
Laparosternophrenotomy approach to the cardiac cancer
粟根 康行
1
Yasuyuki AWANE
1
1東京都立駒込病院外科
pp.883-888
発行日 1985年7月20日
Published Date 1985/7/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407209055
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非開胸術式の一つとして著者らは胸骨縦切開,縦隔経路の手術を9年間に79症例に対して施行した.本術式の適応としては食道に進展のある胃癌(噴門癌)のうち浸潤型で3cm,限局型で4cm未満のものとし,これを越えるものは開胸術式をとることにしている.切除範囲では膵脾合併切除を積極的に行うこと,リンパ節郭清では下部胸腔内リンパ節郭清の意義などを強調した.
手術成績では1例の直死を除いた症例の5生率は26.4%,治癒切除例のそれは47.2%であつた.
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