Japanese
English
臨床報告
結腸壊死をきたしたPeriarteritis nodosaの1例
A case of colic gangrene due to periarteritis nodosa
小幡 和也
1
,
工藤 三郎
1
,
小林 稔
2
,
大田 政廣
2
,
山下 芳郎
2
,
青山 克彦
2
,
鷲尾 正彦
2
Kazuya OBATA
1
1篠田総合病院外科
2山形大学医学部第2外科
pp.831-834
発行日 1985年6月20日
Published Date 1985/6/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407209047
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
はじめに
Periarteritis nodosa(以下PNと略す)は,膠原病の1つで,全身の系統的血管フィブリノイド変性を特徴とする炎症性疾患である.血管炎は全身諸臓器をおかすため,きわめて多彩な臨床症状を呈し,予後不良の疾患であるが,最近我々は緊急開腹術を必要とした結腸壊死の症例を経験し,組織学的検索にてPNの診断を得たので,本邦報告例の検討を加え報告する.
Copyright © 1985, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.