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特集 膵頭十二指腸切除後の再建法のポイント
Ⅱ法(Whipple法)再建法
Reconstruction by Whipple's method
中山 和道
1
Toshimichi MAKAYAMA
1
1久留米大学医学部第2外科
pp.607-610
発行日 1985年5月20日
Published Date 1985/5/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407209001
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Ⅰ.術式のポイント
1.挙上形式は?
結腸間膜に新たに切開を加え,retrocolicに空腸脚を挙上している.膵空腸吻合,胆管空腸吻合,リンパ節郭清部など手術操作を行つた部は結腸間膜で隔絶しておき,万一の縫合不全発生時においても,汚染液の結腸間膜より下方への流出をできるだけくいとめ,小腸の動きのじやまにならないようにとの理由である.
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