Japanese
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特集 腹膜炎治療のノウ・ハウ
手術のノウ・ハウ—穿孔性虫垂炎
Perforated appendicitis
福留 厚
1
,
松峯 敬夫
1
Atsushi FUKUTOME
1
,
Takao MATSUMINE
1
1都立墨東病院外科
pp.233-238
発行日 1985年2月20日
Published Date 1985/2/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407208939
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外科医が遭遇する腹膜炎のうちで虫垂穿孔性腹膜炎は最もポピュラーな疾患であろう.しかし,時として処置に窮するケースも稀ではない.処置に窮しその処理に難渋を強いられた場合の対処法について,主に手術的操作を中心にし,その際の要領や注意点について述べる.
当院で行つた腹腔内持続洗浄群のうち,現在までに虫垂穿孔性汎発性腹膜炎例は40例であり,1日以上洗浄できた群では二次的膿瘍の発生は1例もなく,入院期間も単なるドレナージ群に比してはるかに短く成績は良好であつたのでその手技,方法についても合せて述べた.
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