Japanese
English
臨床報告
胃癌手術後のヘルペス脳炎の1治験例
A successfully treated cured case of herpes encephalitis after radical operation for gastric cancer
岩下 俊光
1,2
,
松尾 嘉彦
3
,
斉藤 裕次
3
,
江里口 健次郎
1,2
Toshimitsu IWASHITA
1,2
1愛媛県立中央病院外科
2現 千早病院外科
3愛媛大学医学部脳神経外科
pp.149-151
発行日 1985年1月20日
Published Date 1985/1/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407208926
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はじめに
ヘルペス脳炎は,ウィルス脳炎のうちで頻度が高く,死亡率も高いが,早期に診断して治療すれば,著しく死亡率を下げうることが明らかにされている1,2).
今回,われわれは,胃癌根治手術術後に発症し,早期にヘルペス脳炎を疑い,アデニン・アラビノシド(adenine arabinoside,以下Ara-Aと略す)を投与し何らの後遺症もなく治癒させた1例を経験したので,若干の文献的考察を加えて報告する.
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