Japanese
English
臨床報告
直腸癌を合併した直腸カルチノイドの1例
A case of rectal carcinoid associated with rectal cancer
曾我 浩之
1
,
横山 伸二
1
,
池田 昭彦
1
,
小松原 正吉
1
,
寺本 滋
1
,
田口 孝爾
2
,
赤木 制二
2
,
溝渕 光一
3
,
佐藤 源
4
Hiroyuki SOGA
1
1岡山大学医学部第2外科
2岡山大学病理部
3岡山大学第2病理
4国立病院四国がんセンター外科
pp.153-156
発行日 1985年1月20日
Published Date 1985/1/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407208927
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はじめに
消化管カルチノイドは粘膜深部の腺底部細胞に発生して粘膜下腫瘍の発育形態をとるが,臨床的にはmalig—nant potentialを有し,組織発生や悪性度,治療方法の点から注目されている腫瘍である.また,多発性や他の悪性腫瘍の合併頻度の高いことも知られている.
われわれは直腸に癌腫とカルチノイドが併存した1症例を経験したので,若干の文献的考察を加え報告する.
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