Japanese
English
臨床報告
大腸内視鏡により診断し得た結腸膀胱瘻の1治験例
Colovesical fistula diagnosed by the colonscopy, report of a case
鍋嶋 誠也
1
,
藤崎 安明
1
,
沖本 光典
1
,
土屋 信
1
,
伊東 治武
1
,
村上 和
1
Seiya NABESHIMA
1
1千葉市立病院外科
pp.1201-1204
発行日 1984年8月20日
Published Date 1984/8/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407208796
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はじめに
S状結腸膀胱瘻は典型的な症状を順次呈するものの臨床的に経験することは稀な疾患である.診断法においても注腸造影,膀胱造影,膀胱鏡などが有用であるが大腸内視鏡による瘻孔の診断に関しては本邦にその報告を見ない.私どもは上記の諸検査および大腸内視鏡下にも観察され,また膀胱内色素液注入法も有効であつたS状結腸膀胱瘻の1治験例を報告するとともに若干の考察を述べる.
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