Japanese
English
臨床報告
イレウス管を介する小腸X線造影により術前に診断のついた閉鎖孔ヘルニアの1治験例
A case of obturator hernia diagnosed with ileus tube preoperatively
鍋嶋 誠也
1
,
村上 和
1
,
布村 正夫
1
,
大森 敏生
1
,
山本 尚人
1
,
田中 英穂
2
Seiya NABESHIMA
1
1千葉市立海浜病院外科
2千葉大学医学部第1外科
pp.265-267
発行日 1988年2月20日
Published Date 1988/2/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407209935
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はじめに
閉鎖孔ヘルニアは高齢でやせた多産の女性に好発する稀な疾患であり,一般的には術前診断が得られることは少ない.しかし,典型的な臨床像とイレウス管によるX線像は特徴的である.われわれはイレウス管により術前診断を得て待機手術を行い治癒せしめた1例を経験したので報告する.
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