Japanese
English
外科医の工夫
開腹術後創哆開症例の検討および再縫合法の1工夫
Abdominal wound disruption
天野 実
1
,
前田 潤平
1
,
宮城 直泰
1
,
中田 剛弘
1
,
宮田 昭海
1
,
森 英昭
1
,
林田 政義
1
,
佐伯 辻六
2
Minoru AMANO
1
1長崎市立市民病院外科
2国立療養所長崎病院
pp.669-672
発行日 1984年5月20日
Published Date 1984/5/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407208633
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はじめに
開腹術後の創哆開は今日でもまれにではあるが経験する重篤でかつ緊急の処置を要する術後合併症の一つである.
ICUに代表される重症患者管理の進歩やIVH,EDの導入による栄養管理の改善などにより以前は手術適応外とされたpoor riskの患者や超高齢者にも積極的に拡大手術がなされるようになつた.いいかえると医学の進歩により腹壁創哆開の危険が必ずしも減少しているわけではなく,消化器外科医は常にこの危険を伴つて手術をおこなつているものと考えたい.
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