外科医のためのマイコン・ガイド・9
データベース・マネージメント(DBM)—1.外科のデータを保存する
進藤 勝久
1
1大阪大学医学部第2外科
pp.659-668
発行日 1984年5月20日
Published Date 1984/5/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407208632
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はじめに
当連載8回までに行つてきたマイコン機能をまとめてみると,①データを読んで(あるいは入力して)短時間で計算処理する,②比較して判定する,③プログラムによつて自動処理をする,④処理した結果を印字する,⑤データを記憶する,などである.ところで,外科医にとつてマイコンに最も期待するところは,膨大な診療データを蓄積し,それを可成りのスピードで仕訳け,分類,判定,統計処理することである.後者についてはすでにのべたので,今回からデータの蓄積や索引を目的としたデータファイルの作り方を実際にプログラミングしながら考えてみたい.
さまざまな目的に合うように作られたデータファイル群をデータベースとかデータバンクとかデータプールとかいう.ここでは汎用データベースを作つてみる.
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