外科医のためのマイコン・ガイド・6
—"外科医のための統計学"(37巻1号〜8号掲載)にアタックする—1.分布状態,χ2検定,相関関係間接法
進藤 勝久
1
1大阪大学医学部第2外科
pp.239-249
発行日 1984年2月20日
Published Date 1984/2/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407208565
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
はじめに
マイコン用の統計処理パッケージが市販され,関数電卓も安価になつた今日,今更,統計用プログラムを組む必要はないと思われているようだ.しかし,そういう既製品(ソフト)には規制が多いと嘆く外科医もいる.データ数や群の制限があつたり.プログラムの拡張ができなかつたり,特殊操作などがあつて,なかなか自分の意とする統計処理ができない.そこで,本講座の目的である"マイコンを自分の頭脳代用器"とするためにも,自己流のプログラムを開発したいものである.ここでは,2年前に本誌に連載されて好評であつた草間・杉田の「外科医のための統計学」に準じてプログラムを組んでみる.従つて統計学的な内容については本誌第37巻1号〜8号を再読して頂くことにして,当シリーズではプログラムの組み方を紹介する.今回からグラフィック処理やデータの処理法が出てくるのでマイコン中級編ということになるだろう.
Copyright © 1984, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.