Japanese
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特集 がんの集学的治療をどうするか
乳癌
基調論文
Multidisciplinary treatment for breast cancer
榎本 耕治
1
,
池田 正
1
,
阿部 令彦
1
Kōji ENOMOTO
1
,
Tadashi IKEDA
1
,
Osahiko ABE
1
1慶応大学医学部外科
pp.185-192
発行日 1984年2月20日
Published Date 1984/2/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407208553
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はじめに
乳癌は同一組織型においても,それを構成する個々の癌細胞の生物学的動態は一様でない.それに対応して,治療も単独治療よりも多剤併用さらに集学的治療が必要であることが,ホルモン受容体の測定の結果,抗体の染色,細胞動態的研究及び実際の治療への反応等から裏付けられている.進行・再発乳癌の治療として,従来内分泌治療,化学療法,照射療法,免疫療法が行われているが,如何なる症例に如何なる組合せで,どの順序で行うのが最も合理的か検討されねばならない.
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