Japanese
English
臨床報告
回腸に非特異性病変を認めた虚血性大腸炎と思われる1例
Ischemic colitis associated with probable ischemic lesion of the ileum:A case report
田村 利和
1
,
川人 幹也
1
,
川原 弘行
1
,
和田 大助
1
,
山本 雅資
1
,
国友 一史
1
,
古味 信彦
1
Toshikazu TAMURA
1
1徳島大学医学部第1外科
pp.135-138
発行日 1984年1月20日
Published Date 1984/1/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407208544
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はじめに
近年,腸管の虚血性病変のうち,主幹動静脈の明らかな閉塞を伴わない可逆性の病変は虚血性腸炎と呼ばれ,現在ではほぼ1つの独立疾患として確立されている1).今回,われわれは,心筋梗塞後に発症し,回腸にも虚血性と思われる非特異性病変を認めた下行結腸狭窄型虚血性大腸炎の1例を経験したので報告すると共に鑑別診断を加えた.
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