Japanese
English
臨床報告
食道気管支瘻をきたした肺放線菌症の1治験例
A case of esophagobronchial fistula resulting from actinomycosis
碓氷 章彦
1
,
蜂須賀 喜多男
1
,
山口 晃弘
1
,
磯谷 正敏
1
,
近藤 哲
1
,
堀 明洋
1
,
安井 章裕
1
,
広瀬 省吾
1
,
山田 育男
1
,
深田 伸二
1
,
宮地 正彦
1
,
渡辺 英世
1
,
井上 広治
2
,
石川 裕
2
,
堀場 通明
2
Akihiko USUI
1
1大垣市民病院外科
2大垣市民病院呼吸器科
pp.415-419
発行日 1983年3月20日
Published Date 1983/3/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407208273
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はじめに
肺放線菌症を成因とする食道気管支瘻は非常に稀な疾患で,近年の抗生物質の進歩により放線菌症が激減したせいもあり,1951年Coleman1)の集計中に2例をみるのみで,本邦での報告例はみられない.最近われわれは,切除標本の病理学的検査により成因を肺放線菌症と診断し得た食道気管支瘻の1例を経験したので,若干の文献的考察を加え報告する.
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