Japanese
English
臨床報告
イレウス症状をきたした小腸アニサキス症3例の検討
Three cases of anisakiasis, causing acute intestinal obstruction
深田 伸二
1
,
蜂須賀 喜多男
1
,
山口 晃弘
1
,
近藤 哲
1
,
堀 明洋
1
,
安井 章裕
1
,
広瀬 省吾
1
,
山田 育男
1
,
宮地 正彦
1
,
碓氷 章彦
1
,
渡辺 英世
1
,
石橋 宏之
1
,
加藤 純爾
1
,
神田 裕
1
Shinji FUKATA
1
1大垣市民病院外科
pp.707-711
発行日 1984年5月20日
Published Date 1984/5/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407208641
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はじめに
アニサキス症は今や3,000例にもなるといわれており,とくに胃アニサキス症は内視鏡の進歩によりその症例数は急速に増加している.一方,腸アニサキス症は急性腹症として開腹されて判明する場合がほとんどである.今回われわれはイレウス症状をきたし,開腹により腸壁に刺入したアニサキス虫体を証明した3症例を経験したので若干の文献的考察を加え報告する.
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