Japanese
English
臨床報告
広汎な腹腔内転移を認めた虫垂カルチノイドの1例
A malignant carcinoid tumor of appendix with diffuse intraabdominal metastasis
杉山 恵一
1
,
蜂須賀 喜多男
2
,
山口 晃弘
2
,
磯谷 正敏
2
,
近藤 哲
2
,
安井 章裕
2
,
堀 明洋
2
,
山田 育男
2
,
広瀬 省吾
2
,
深田 伸二
2
,
宮地 正彦
2
Keiichi SUGIYAMA
1
1大垣市民病院第2内科
2大垣市民病院外科
pp.1659-1663
発行日 1983年11月20日
Published Date 1983/11/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407208493
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はじめに
カルチノイドは消化管上皮に存在するKultschitzky細胞から発生する腫瘍で,その多くは消化管に発生し,なかでも虫垂に発生頻度は高いが,虫垂原発のカルチノイドは良性のものが多く,広汎な転移を来たす例はきわめてまれである.今回われわれは開腹時,広汎な腹腔内転移を認めた虫垂カルチノイドの1例を経験したので,文献的考察を加え報告する.
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