Japanese
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外科医の工夫
新しい内シャント作製術の考案
A new method of internal shunt
船木 治雄
1
,
広瀬 脩二
1
,
大田 早苗
1
Haruo FUNAKI
1
,
Syuji HIROSE
1
,
Sanae OHTA
1
1国立王子病院外科
pp.367-369
発行日 1983年3月20日
Published Date 1983/3/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407208264
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はじめに
われわれは1971年2月末から1982年7月末までに160例の慢性腎不全の患者に対し,222回の内シヤント作製術を施行した.222回の手術のうち,2度以上にわたる再手術の回数は62回である.
内シャント手術で再手術を要するような症例は,──技術的な要因をこえて──閉塞し易い全身的3),局所的な要因1)があつて,作つても作つても次々と閉塞を起こして,ついに両前腕のどこにも,もはや内シャントを作る場所がなくなつてしまうという症例に遭遇する.
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