Japanese
English
臨床報告
3年の間隔をおいてS状結腸癌と胃癌に罹患し手術した血液透析患者の1例
A case of chronic renal failure undergoing hemodialysis who is operated successfully twice for the sigmoid colon carcinoma and the stomach carcinoma in the intervals of 3 years
船木 治雄
1
,
大田 早苗
1
,
広瀬 脩二
1
,
石田 秀世
1
,
小出 桂三
2
,
神谷 直紀
3
Haruo FUNAKI
1
1国立王子病院外科
2国立王子病院循環器科
3桜井病院外科
pp.1589-1593
発行日 1982年10月20日
Published Date 1982/10/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407208162
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はじめに
血液透析が一般に広く施行されるようになつてから,これを受けている患者の発癌の問題がクローズアップされてきている.
われわれは透析を開始して6年目にS状結腸癌に罹患し,これを手術して3年後胃癌に罹患し,再度手術を施行して成功した珍しい症例を体験した.ここにその経過を報告し,血液透析患者の消化器外科手術の問題点について述べてみたい.
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