Japanese
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特集 よくみる肛門部疾患診療のポイント
治療法の動向—痔核
Trends of haemorrhoidal treatment
松田 保秀
1
,
綿引 洋一
1
,
加陽 直美
1
,
浜辺 昇
1
,
守谷 孝夫
2
Yasuhide MATSUDA
1
1社会保険浜松病院外科
2立川共済病院外科
pp.53-57
発行日 1983年1月20日
Published Date 1983/1/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407208214
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はじめに
痔核は腫瘍ではなくて良性の静脈性変化であり,過剰な上皮や粘膜下諸組織を伴い,弾力線維が著明に減つた静脈塊であつて,静脈瘤性に内腔が拡大したものと定義されている1).しかも人間以外の動物には無いのが特徴で,長年にわたる排便時の怒責習慣が第一の原因であるという.痔核治療の歴史的流れと,最近の動向について簡単に述べ,現在主流となつている痔核の結紮切除術について,私共の方法を中心に紹介したい.
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