Japanese
English
特集 肛門疾患手術のup to date
内痔核に対する閉鎖・半閉鎖術式
Surgical treatment for hemorrhoids-closed and semiclosed method
松田 保秀
1
,
川上 和彦
1
,
木村 浩三
1
,
浅野 道雄
1
,
金子 寛
1
,
三枝 直人
1
,
青山 浩幸
1
,
青山 敦子
1
,
野中 雅彦
1
,
友近 浩
1
Yasuhide MATSUDA
1
1松田病院
キーワード:
痔核手術
,
結紮切除術
,
閉鎖法
,
半閉鎖法
Keyword:
痔核手術
,
結紮切除術
,
閉鎖法
,
半閉鎖法
pp.1489-1496
発行日 2002年11月20日
Published Date 2002/11/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407905052
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痔核の手術に対して閉鎖・半閉鎖術式が世界的に広く行われている.ところがここにきて,HaasやThomsonの提唱していた痔核組織以外の支持組織(cushion)が,肛門閉鎖に重要な役割をしていることが再認識され,痔核の結紮切除術においても,この結合織や筋線維を含む支持組織を可及的に残しながら,痔核組織だけを切除することが求められている.
筆者らの痔核手術のコンセプトは痔核の根治性はもとより,術後の形態,外観に配慮したanalplastic surgeryというべきものであった.最近の閉鎖式結紮切除術はさらに局所解剖的繊細さが必要である.当院の閉鎖・半閉鎖法の治療成績からすれば,半閉鎖法が優れているように思える.
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