Japanese
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特集 肛門疾患診断・治療のノウハウ
痔核の治療—治療法の選択
Therapy of hemorrhoids:conservative and surgical treatments
小杉 光世
1,2
Mitsuyo KOSUGI
1,2
1市立砺波総合病院外科
2市立砺波総合病院大腸肛門科
キーワード:
痔核の保存的療法
,
結紮切除術半閉鎖法
,
輪ゴム・根部結紮術
Keyword:
痔核の保存的療法
,
結紮切除術半閉鎖法
,
輪ゴム・根部結紮術
pp.975-983
発行日 1998年8月20日
Published Date 1998/8/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407903247
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痔核の治療法はその種類と症状に合わせて選ぶ.軽度,中等度のものは保存的療法を主に,高度症例は外来手術・処置あるいは手術療法を選択する.
対症療法に加え,より長期の効果が得られ,有効かつ安全で,合併症のない治療法で簡単な手技が望ましい.より低侵襲の治療法を提供するため,痔核の基礎知識を基に正しく診断し,患者さんには可能な治療選択肢について,それぞれの治療法の成績効果,欠点,注意すべき点などを,インフォームド・コンセントする.普及しているミリガン・モーガン法と日本における代表的専門医の工夫の概略も紹介し,臨床的頻度の高い痔核の保存的療法から手術療法まで筆者の私見をQ&Aで考察した.
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