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REPORT FROM OVERSEAS【新連載】
米国における超音波診断(その1)—術中への応用
Ultrasonic diagnosis in the United States: application in surgical operation
町 淳二
1
,
Julio C U. Coelho
1
,
Lloyd M. Nyhus
1
,
横山 三男
2
Junji Machi
1
,
Bernard Sigel
1
1イリノイ大学医学部外科学教室
2イリノイ大学医学部病理学教室
1Dept. of Surgery, Univ. of Illinois-Med. Ctr.
pp.1250-1256
発行日 1982年8月20日
Published Date 1982/8/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407208101
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はじめに
臨床でのレントゲンの適応のなかで,重要なことの一つに,レントゲンを手術中に使用して,手術の補助にする,ということがある.例えば,骨折の固定などの整形外科での術中レントゲンや,造影剤を使用した術中の胆道造影や血管造影などで,術中におけるレントゲンの応用範囲は非常に広い.
一方,超音波を用いた臨床診断のスタートは,レントゲンよりかなりおくれたが,メディカルエンジニアリングの急速な進歩を通して,超音波システムを含む診断機器の改良と実用によつて,この分野のめざましい発展がみられている.ことに,レントゲンと同様に,超音波方式を術中に応用して,手術の助けとする可能性が生まれて来たことが注目される.
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