臨床外科交見室
“Day Surgery”について—米国から一言
町 淳二
1
1ハワイ大学医学部外科
pp.1462-1463
発行日 1998年11月20日
Published Date 1998/11/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407903443
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「臨床外科」第53巻6号の特集『ここまできたDay Sur-gery』を興味深く読みました.日本においてもday surgeryが積極的に導入されつつある一方で,全国アンケートの集計ではday surgeryは手術件数の10%にも満たないことを知りました(米国では40〜50%近い).米国での状況については,北浜昭夫先生が「米国におけるDay Sur-geryの現状」としてまとめられていますが,ここでは私自身のの経験からいくつかの点について述べたいと思います.
Day surgeryは,日本語では“日帰り手術”と訳されているようですが,米国ではambulato-ry surgery,outpatient sur-gery,same-day surgery,one-day surgery,in-and-out sur-geryなど,様々な表現が使われています.日常会話ではday surgeryという呼び方が一番よく使われますが,論文などではambulatory surgery,out-patient surgeryという言葉が主に用いられています.また,ニュースなどでは多少皮肉を込めてdrive-through surgeryと呼んだりもしています.
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