特集 外科外来マニュアル
私の治療
一般
伏針
和田 寛治
1
1長岡赤十字病院外科
pp.783
発行日 1982年5月20日
Published Date 1982/5/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407208026
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□概説
縫い針等が,誤つて手足を刺し,除去を希望して来院する患者も稀れではあるがたまたまある.折針で針の一部が肉眼で確認される場合は注意深く先端を把持し得れば除去は簡単であるが,刺入点が判つても異物の確認ができない場合,伏針という.伏針の場合多くは疼痛,異物感で来院する訳だが,訴えに合せて,当該部のX線撮影を行い,針の存在だけで,安易にメスをとると意外にとれなかつたという例は多いのではなかろうか.
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