Japanese
English
臨床報告
先天性胆嚢欠損症の1例
Congenital absence of the gallbladder
北野 正義
1
,
宇佐見 訶津夫
1
,
神谷 厚
1
,
水野 孝
1
,
谷本 典隆
1
,
小谷 彦蔵
1
,
稲熊 秀樹
2
Masayoshi KITANO
1
1刈谷豊田病院外科
2刈谷豊田病院内科
pp.1793-1796
発行日 1981年11月20日
Published Date 1981/11/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407207841
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はじめに
先天性胆道奇形は比較的多く,剖検例の約1割に見られると言われているが,このうち先天性胆嚢欠損症はきわめて少なく,外国での報告によると0.01%1)〜0.09%2)であり,本邦では泉雄らの調査3)により,0.045%と報告されている.今回われわれは,上腹部痛を主訴として来院し,諸検査の結果胆石症と診断され開腹するに,先天性胆嚢欠損症であつた1例を経験したので,文献的考察を加えて報告する.
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