Japanese
English
臨床研究
食道84憩室の形態分類に関する研究
A study on the morphological classification of esophageal 84 diverticulum
熊本 吉一
1
,
城島 標雄
1
,
富田 康彦
1
,
天野 富薫
1
,
後藤 久
1
,
小泉 博義
1
,
五島 英迪
1
,
金 正出
2
,
有田 英二
3
,
青木 誠孝
4
,
金井 武彦
4
Yoshikazu KUMAMOTO
1
1横浜市立大学医学部第1外科
2神奈川県立成人病センター外科
3横浜南共済病院外科
4神奈川県予防医学協会中央診療所
pp.1741-1747
発行日 1980年12月20日
Published Date 1980/12/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407207575
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はじめに
食道憩室は特殊な場合を除き,自覚症状も少なく,合併病変もまれであり,また消化管のレントゲン検査の際,偶然に発見されることが多い.本症の発生部位は欧米では咽頭食道に多いとされるが,本邦集計例ではむしろ中部下部食道に発生する場合が多いとされている.またその型分類,成因に関しても未解決の問題を残している.そこで筆者らは84憩室を対象に食道造影,食道内視鏡検査という食道憩室の静的観察に,さらに食道シネ造影をポラロイドカメラを用いて分析をおこなう新しい方法で動的観察を加え,若干の知見を得たのでその成績を報告する.
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