カラーグラフ トピックス・4
食道鏡下の造影法
小泉 博義
1
,
今田 敏夫
1
,
小原 博
1
,
藤本 泰則
1
,
金 正出
1
,
鈴木 元久
1
,
天野 富薫
1
,
井出 研
1
,
五島 英迪
1
1横浜市立大学医学部第1外科
pp.1094-1095
発行日 1980年8月20日
Published Date 1980/8/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407207483
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食道鏡下造影法は,食道ファイバースコープ鉗子孔より,筆者の考案せる穿刺用針(図①)で,食道壁を穿刺し造影剤を注入する方法である,食道癌の他臓器浸潤を知る目的で,1969年に本法を開発した.
手技は,癌腫の口側で食道壁を穿刺し,炭酸ガス300〜500ccを注入後60%ウログラフィン10〜20mlを追加する.体位変換後に食道4方向造影を施行し,癌腫の外側に造影剤が移行するかどうかで周囲臓器の浸潤を判断する.本法を経食道性後縦隔造影と命名した.
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