Japanese
English
臨床報告
悪性貧血に陥凹型早期胃癌が併存した症例の検討
A case report of pernicious anemia associated with early gastric carcinoma (type Ⅱc)
遠藤 千洋
1
,
大木 繁男
1
,
福島 恒男
1
,
犬尾 武彦
1
,
土屋 周二
1
Chihiro ENDO
1
1横浜市立大学医学部第2外科
pp.569-573
発行日 1980年4月20日
Published Date 1980/4/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407207426
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はじめに
悪性貧血は発生頻度に民族的差異があり,欧米諸国,特に北欧に多い疾患とされているが,近年,わが国においても報告例は増加している.病因は今だに明らかではないが,自己免疫現象との関連性が注目されている.
本症は萎縮性胃炎を伴い,胃の良性ならびに悪性腫瘍の合併率も高いとされている.良性病変としてはポリープを認めることが多く,悪性病変も隆起型であるという報告が多い.
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