Japanese
English
臨床報告
形質細胞乳腺炎(Plasma cell mastitis)—8症例の報告
Plasma cell mastitis: report of 8 cases
加藤 抱一
1
,
山本 浩
1
,
七沢 武
1
,
仙波 崇
1
,
岡崎 正敏
2
,
松江 寛人
2
,
谷村 繁雄
3
,
広田 映五
3
,
板橋 正幸
3
Houichi KATOH
1
1国立がんセンター外科
2国立がんセンター診断部
3国立がんセンター研究所病理
pp.575-581
発行日 1980年4月20日
Published Date 1980/4/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407207427
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はじめに
Plasma cell mastitisはAdair(1933)1)によつて初めて記載された,形質細胞浸潤が著明な急性または亜急性の乳腺の炎症性疾患であり,乳腺炎の中では特異な位置を占める.彼は10例の詳細な臨床像および病理組織像を記載し,乳癌との鑑別が極めて重要であることを示唆した.今回われわれも過去16年間に経験した8例のplasma cell mastitisにつき,その臨床像に若干の検討を加えて報告する.
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