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今月の主題 噴門部陥凹型早期胃癌の診断
座談会
噴門部陥凹型早期胃癌の診断
Conversazione―Diagnosis of Depressed Type of Early Gastric Cancer at the Cardia
吉田 茂昭
1
,
岡崎 幸紀
2
,
長南 明道
3
,
芳野 純治
4
,
渕上 忠彦
5
,
斉藤 利彦
6
,
岩下 明徳
7
,
望月 福治
8
,
丸山 雅一
9
Fukuji Mochizuki
8
1国立がんセンター・内科
2山口大学・第1内科
3仙台市医療センター・消化器内科
4名古屋大学・第2内科
5松山赤十字病院・消化器科
6東京医科大学・内科
7松山赤十字病院・病理
8仙台市医療センター・内科
9癌研究会付属病院・内科
pp.54-67
発行日 1989年1月25日
Published Date 1989/1/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403106370
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望月(司会) 本日はお忙しいところをお集まりいただきありがとうございます.早速ですが,表記のような主題でお願いしたいと思います.最近はパンエンドスコープが改良されて,内視鏡的には非常にこの部位の診断技術も進んでいると思います.噴門部の早期癌の報告をみてみますと,1968年から報告があり,1980年ごろまでは隆起型が中心でした.それ以後は陥凹型のⅡcの報告がみられるようになり,その報告も少しずつ増えてきています.こうした経緯を踏まえて,このへんで,これまで取り上げられたことのない“噴門部陥凹型早期冒癌”の特集を組んでみようということになり,本日の座談会となったわけです.司会は私と丸山先生が担当いたしますのでよろしくお願いいたします.
まず定義から入ってみたいと思いますが,私は噴門部癌の定義はこうしているということから,どなたか口火を切っていただきたいと思います.
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