Emergency Care—Principles & Practice・8
吐血・下血—(その1)初診から出血部位の診断まで
川嶋 望
1
,
古川 正人
1
,
中田 俊則
1
,
伊藤 新一郎
1
,
岩本 勲
1
,
前田 滋
1
1国立長崎中央病院救命救急センター
pp.78-85
発行日 1980年1月20日
Published Date 1980/1/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407207356
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古来血液は呪術,宗教,契約などとのかかわりをもつたためか,一般人は出血に対する恐怖心が強い.しかし一方では,循環血液量減少によつてショックに到るまで平然としている不顕性大量消化管出血もある.従つて,消化管出血患者に対しては冷静な救急処置の実行力,診断,治療のための推進力,決断力,および患者や家族に対する判りやすい説得力が必要である.
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