Japanese
English
臨床報告
ATPとして5年間経過観察した広範囲早期胃癌について
A broad spreaded superficial gastric cancer followed up as an Atypical Epithelium (ATP) for five years
山下 正洋
1
,
小坂 進
1
,
小西 二三男
2
,
沢武 紀雄
3
,
松原 藤継
4
Masahiro YAMASHITA
1
1金沢医科大学一般消化器外科
2金沢医科大学臨床病理
3金沢大学医学部第1内科
4金沢大学医学部中検病理
pp.1605-1609
発行日 1979年10月20日
Published Date 1979/10/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407207305
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はじめに
胃の良性・悪性の境界領域病変である異型上皮(ATP)は,臨床上早期癌と,病理学的にも分化型腺癌との鑑別診断が常に容易であるとはいい難く,癌の合併もしくは癌化する可能性のある病変として興味がもたれている.
著者らは,5年間という比較的長期間,ATPとして厳重に経過観察してきた広範な早期胃癌の症例を手術し,この期間の生検材料を組織学的に再検討したので報告する.
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