Japanese
English
臨床研究
高カロリー輸液施行時における血清トランスアミナーゼの変動とその意義について
Some notes on disorder of serum transaminases during intravenous hyperalimentation
碓井 貞仁
1
,
小越 章平
1
,
坂本 昭雄
1
,
山室 美砂子
1
,
坪井 秀一
1
,
岩佐 正人
1
,
佐藤 博
1
Sadahito USUI
1
1千葉大学医学部第2外科
pp.577-582
発行日 1978年4月20日
Published Date 1978/4/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407206938
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はじめに
高カロリー輸液法は,消化器外科領域の術前術後管理にきわめて大きな役割を果たしており,とくに縫合不全1),急性壊死性膵炎2)などの治療には効果的である.
一方,高カロリー輸液中にかなりの頻度で肝機能異常が出現する.肝機能異常が出現した場合,糖質,アミノ酸,脂質などの投与量を減量したり,脂肪乳剤の投与中止などの処置を行なうことが多いが,投与量を減らすことなく高カロリー輸液を継続できる例も経験する.
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